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東風庵@銀座

2007.11.27

歌舞伎座のほど近くにあるこの銘店も、ZZZ2回目のリクエスト店である。前回、参加者をうならせたのが、「幻の豚肉」と言われる「梅山蓋(めいしゃんとん)」。そういえばここのところ、「豚角煮蕎麦」@清山にノックアウトされたり、どうも豚との相性が良いようだ。
さて、この店は蕎麦を打つ女主人が、カウンターとテーブル合わせて20席ほどのホールを一人で担当し、厨房の中は2名ほどで切り盛りしている。客数が少ないうちは問題ないが、19時には一気に満席となり、大忙し。客の前でいちいち伝票などを記入しない気概は良いのだけれど、それはオーダーが完璧にこなされてこそ意味を成す。頼んだ酒が忘れられたり、大幅に順番が後回しにされてしまうと、ホスピタリティには少々不満を感じざるを得なかった。残念。

「梅山蓋の炙り」は、やはりまた絶妙な脂の甘みを感じて最高だったが、蕎麦は、細打に比して田舎は香りも薄く、エッジも丸く、水っぽさを感じてしまった。

IMGP0473.jpg酒肴3点盛。唐墨は塩の具合が抜群、「河豚のへしこ」は強烈にしょっぱく、酒が進む。
IMGP0474.jpgここの焼き味噌は少々甘めの仕上がり、味はしっかり。
IMGP0475.jpg幻の豚「梅山蓋」の炙り。脂に味があるとは良く言われるが、さわやかで上品な甘さである。
IMGP0476.jpg箸休めにと勧められたのが「蕎麦寿司」。海苔とだから相性はバッチリだ。
IMGP0477.jpgせいろと田舎の二色。汁との相性はせいろの方がより良いと感じた。