東風庵@銀座
2007.11.27
歌舞伎座のほど近くにあるこの銘店も、ZZZ2回目のリクエスト店である。前回、参加者をうならせたのが、「幻の豚肉」と言われる「梅山蓋(めいしゃんとん)」。そういえばここのところ、「豚角煮蕎麦」@清山にノックアウトされたり、どうも豚との相性が良いようだ。
さて、この店は蕎麦を打つ女主人が、カウンターとテーブル合わせて20席ほどのホールを一人で担当し、厨房の中は2名ほどで切り盛りしている。客数が少ないうちは問題ないが、19時には一気に満席となり、大忙し。客の前でいちいち伝票などを記入しない気概は良いのだけれど、それはオーダーが完璧にこなされてこそ意味を成す。頼んだ酒が忘れられたり、大幅に順番が後回しにされてしまうと、ホスピタリティには少々不満を感じざるを得なかった。残念。
「梅山蓋の炙り」は、やはりまた絶妙な脂の甘みを感じて最高だったが、蕎麦は、細打に比して田舎は香りも薄く、エッジも丸く、水っぽさを感じてしまった。